レディ・ジョーカー上巻の感想。 13年ぶりに30代の合田と加納に再び出会う。

  • 2010.03.28 Sunday
  • 11:54

 レディ・ジョーカーを昨日文庫で買いました。
地方は配送がだいたい1日2日遅れるので、だめもとで近所の本屋にいったところやはり月曜日だと言われ。
でもあきらめきれず中心街に出て本屋をかけずりまわったところ、ちょうど段ボールを搬入しているオネエサンを発見!あわててお願いして段ボールから出してもらいました(馬鹿だな私・・・)
そして昨日とりあえず上を読みましたよ。
恐る恐る。。。、
高村薫女王は改訂という名の別物を文庫で作りだしてしまう人なので、特に前作の照柿はなんじゃこりゃああってくらいいろいろ変っていて脱力した記憶があります。
読み比べるのも面白いのですが、なにせ好きな場面とかがバッサリやられたりするからですねえ。
LJは13年の時を経て特に読み始めるのが怖かった。。。特に最後変えられたらどうしようと。

しか〜し、これは凄い。読ませるテンポというか、感情ラインが重厚になっていて(バッサリカットされたところもありますが)いや〜犯行側の視点に特に入り込んでしまいました。
どうして彼らが犯行に至ろうと思ったのか、そこが圧倒的に納得させられました。
物井に感情移入したのはもちろん、半田にもそうか・・・と妙に納得している自分がすごいなあと思いましたよ。
やっぱり高村女史が死というものに直面されてきたんだろうなあ・・・ってこの13年の経過を思いました。読む側の私の方もそうなので一層そうおものうかもしれないけど。
で、合田と加納の話は。
久しぶりに会った30代の合田。(太陽を曳く馬では42歳のどうしようもない狂った中間管理職だったので)
う〜んなんかさわやかだ。そして現場で捜査している合田はやっぱり生き生きしている。
ちょこちょこ表現が変わっていますが、上巻では基本ラインはまだ変わらず。

一番笑ったのが合田と半田の再会シーン。
基本変わってないのですが。しかしここは笑ったよ。銭湯か・・・銭湯なのか・・・合田。。。お風呂セットか・・・。
そしてヴァイオリンを弾くシーンが非常に鮮やかに描かれていて(いや、合田ヴァイオリンを弾いているときは幸せそうに見えます←半田目線)個人的には合田をのぞき見る半田にかなり入れ込んで読めました。
そして教会でいるはずのあの人がバッサリやられておる!!あははは〜。
確かにこの人の登場は非常に難しいテーマを含んでいると昔から思ってはいましたが。
ということはラストシーンはどうなるのか??
加納さんについては上巻ではちょろっとしか(しかもまだ電話)まだ出てきませんが、せりふはほぼ変わっていないものの、根来目線からの描写がちょろっと変わっているかな。
根来にあの時点でため息を聞かせるのはおかしいと思ったのかな。ため息をつくシーン好きだったんですが、まあこれもありかな、と思いました。
描写が柔らかい感じ(超越したかんじ)になっております。そして加納が根来に語る合田への言葉も微妙に言い回しが変わっています。確かにこの改訂は納得かなという気がします。あくまでも他者へ語る言葉なのでこのくらいが普通なのかもしれませんね。根来からみた加納についてはあっけらかんとしていて上品な感じに(形容詞がちょろっとずつ変わっているだけなので非常に微妙なところですが)印象が変わった感じがしますね。弱みをみせていないですね加納。では中・下を読みます。

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