新・冷血 第21話の感想(ネタばれ)サンデー毎日2010年9月19日号

  • 2010.09.19 Sunday
  • 01:44

 新・冷血 第21話の感想(ネタばれ)サンデー毎日2010年9月19日号

2002年12月24日
ついに子供部屋に向かう合田達。
すごくリアルに描かれていて、読むのが辛かったですね。
あゆみちゃんも渉君も変わり果てた姿になってしまっていて…本当に辛い。
合田も流石に沢山の遺体を見てきたといっても、子供となると考えるところも多いのでしょうね。
印象的だったのが、ホシは子供部屋を見ても、具体的に子供がどういう生活をしていたのかとか、そういうところに想像力が働かなかったのではないだろうか、というようなことを考えているところです。しかも10年前は自分もそうじゃなかったんだろうか、と考えている。
10年前と言えば、まさにバリバリの主任時代ですよね。マークスくらいの。
たしかにあのころの合田に子供の視点というのはなかったのかもしれない。
周りも既婚者ばかりというわけでもないし。
今は、合田は二人の主任の上司で、いちいち高村先生が二人の主任が3人の子持ちだとか、2人の子持ちだとか描写されているのは、43歳で結婚もせず、子供もいない合田の自嘲みたいなところもあるのかもしれない。(あるいは、高村先生自身がそうだからなのかも)。
合田は常にホシだったらどうだろうか、と思いながら捜査をしているようですが、43歳の視点からは、「若い」と思ったんでしょうね。
あゆみちゃんの読んでいた赤と黒。
流石読書家の合田、とっさにどこまで読み進めていたのかを考えるあたりがなんとも。
赤と黒かあ。赤と黒といえば、愛欲や不倫、聖職者ということが絡み合った作品。これを持ってきたあたり、高村先生、何を考えてたんでしょうかね。

 

2002年12月24日火曜日
・11時45分
階段から2階へ。
異臭。
堀田係長が布団と毛布をめくると、そこに子供がいた。
腐敗がひどい。
合田、子供部屋(弟の方)を眺める。
子供の時間が停止した…。
合田、自分がホシになって三度子供の部屋を眺めた。
「そうか、ホシの眼にはこうした子供の生活の片々が一つも届かなかったか」
「十年前なら自分もそうだったかもそいれない、と思った。」
「ホシはおそらく20代から30代。子どもに縁がない生活をしながら、その実、自身がまだ子どもを脱していない年代だ」
合田、子供部屋(姉の方)へ。
毛布をめくり、無言で眼を泳がせた。頭部全体がつぶれている。
土井「凶器、何だと思う?」
合田、布団を降ろそうとした堀田を止め、枕の下の文庫本と日記帳を手に取る。
スタンダールの「赤と黒」主人公が修道院でいまどきの気ゆ御階のあり方に思いをめぐらせるくだり。「そうか、ジュリアンそれルはまだパリへ出ていないのか」
土井、日記帳を読む。
合田、本棚を眺め、参考書や、国際数学オリンピックの問題集を見る。
本棚の中に犬のぬいぐるみをみつけた。
部下が四月ごろ池袋サンシャインで展示会に子供を連れて言ったことを思い出す。→たぶんピングー展。
合田、部屋の全体を眺め、ホシがどういう状況で殺害をしたか想像。

・11時55分
夫婦の寝室へ。
物色された跡。
銀行のキャッシュカード、クレジットカード、紙幣がない。
殺害前に暗証番号を聞き出したのだろうか?
とっさに殺害したのとは違うのか?

・12時15分
一階へ。
ダイニングキッチンでは鑑識が捜査中。
堀田の携帯が鳴る。
署長が、遺体を移動してほしいと要請してきたとのこと。
合田ら外へ出る。
三児の父の野田淳一、二児の父親である川村春樹…。
ブルーシートをはぐって外に出ると、増岡管理官がひきあげるところ。
NHKと民放が一斉に正午に速報を流した。

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