新・冷血 第11話の感想(ネタばれ) サンデー毎日2010年7月4日号

  • 2010.07.04 Sunday
  • 14:27

 まだまだ2002年の12月18日。
今度は戸田の視点。
コンビニ強盗をやったあとの感覚が描写されております。
まるで中学生のガキのようだという感想の戸田。
中学時代の回想が現れます。
過去伯父のスイッチブレードを盗んだこととか、ゆきずりの別の中学生に刃物を突き出したときの感覚とか…。
中学時代から自分の身体と世界が切り離されているという感覚を持ち続けていた戸田。それは少年院を出てからも、就職してからもそうだと。
さて、コンビニ強盗でゲットした金はたったの7万8000円。
二軒目にも押し込んだ二人、そこで店員が頭を打ってしまって強盗致傷になるななどと冷静に考えております。。。
こっちでも結局6万円しか奪ってないことになんかこう現実感がない戸田。
そして親知らずがまた痛くなってくる…と。
車を見られた上に、なんか不毛だな感じがしてきた戸田は、井上に、もっとましなことをしようとか、車を乗り捨てよう、とようやく冷静なことを言い出しております。
井上は東林間へ出て南町田に行くことを提案。
夜11時5分、車は出発。
車を乗り捨てて、小田急江ノ島線の東林間駅から中央林間へ行き、東急に乗り換え。
さらに二駅で南町田へ。
北口から出るとクリスマスの景色が広がっていた、と。
ここから戸田の少年時代の回想。
伯父の磨いていたナイフの柄に感応していた戸田。
ナイフそのものより、美しいものに惹かれていたことを他人に言っていれば人生変わっていたのか、などと思っています。
この描写も高村女史ならではですね。
武器などの不思議な美しさに惹かれるのって高村登場人物に多い気がします。
さて、いまもまだどこか現実感がない戸田。これは夢じゃないかなどと思っています。
二人は町田市の南東の鶴間という地区を歩いて新しい車の調達をもくろんでいます。
さて暴走族のバイクが通り過ぎ、一瞬井上の姿が消える。
この瞬間、進むか戻るか迷う戸田。
この緊迫感がなんか私は好きですね。
それでもとにかく歯が痛い戸田の想像したものはボルタレン。
温泉施設の駐車場で、白のシルビアを盗んだ井上、戸田も乗り込みます。
道路標識に「赤羽」の字。

ふふふ。赤羽という字に妙に反応してしまうのがタカムラ〜。
そういえば40代の合田警部は今どこに住んでるんでしょうかね。

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